食事ダイエットとアンチエイジングの関係
ダイエットに関する街頭インタビューを聞いていると、ダイエット経験者のほとんどが、食事制限のダイエットを経験済みだと回答していました。「過食=肥満」や「運動不足=肥満」という考えが浸透してわけですが、食べること事態が悪いわけではないですよね。日光に当たってエネルギーが生産されるのであれば非常に経済的ですが、人間は生きていく以上、食事からエネルギーを摂取するしか方法がありません。運動しなくてもお腹は空きますし、頭をフル回転させることも非常にエネルギーを消費します(将棋の名人は1回の対局で凄いカロリーを消費するらしいですよ)。食事制限をしてダイエットを試みる人の多くが、自分自身の普段の食事量が多いと感じている場合が多いのでしょう。もしくは、食事のメニューが悪いため、カロリーばかり高いことに気がつくのです。
間違った食事ダイエット
絶食する(もしくはほとんど食べない)ダイエット法は、ほとんどの場合が正しい食事ダイエットとは言えません。ボクサーや体重制限の厳しいスポーツ選手などにとっては、やむを得ない場合も多々あるでしょう。
しかし、素人による無理な食事制限だけのダイエットは、必要な栄養素まで摂取できない場合がほとんどです。必要な栄養まで不足してしまうということは、体にとっては非常に負担がかかる状態なのです。こういった間違ったダイエットはリバウンドの原因となり、また繰り返す毎に体はどんどん老化を早めてしまうでしょう。
カロリー計算だけのダイエット
車好きの人なら簡単に気がつくかもしれませんが、レギュラーガソリンとハイオクガソリンで乗り比べた場合、燃費以外の違いも感じるのではないでしょうか?1000kcalの砂糖だけの食事と1000kcalのバランス良い食事、つまり人間も同じカロリーの食べ物を食べていても、体に及ぼす影響は全然違ってくるわけです。
では、1500kcal分バランス良く食べている人、1000kcal分砂糖だけを食べている人、単純にカロリー計算すると体重が減っていくのは後者ですよね。ただ、体や肌のコンディションで比べるとすると、恐ろしいほど差が出るに違いありません。肌はカサつきボロボロ、髪の毛はゴワゴワでハリも艶もありません。内臓はどうでしょう、偏った栄養素の影響が至る所に出ているに違いありません。気が付いた時には実年齢よりも数倍老けて見える・・・なんて状態になっているかもしれませんよ。
実に極端な例のように感じますが、こういったバランスの差も1日単位で割ってしまうと微々たるものになるわけで、数年〜数十年と続ければ同じことなのです。 健康的な体重と美しい身体を長く維持したいのであれば、カロリーばかりの食事制限のダイエットやすぐやめて、体に必要な栄養を十分摂取することができる食事に変えることが大切です。