大人が日本で英語を勉強する最適の学習法について考える
以前オーストラリアに留学する前、本気で英語を勉強しようとNCC総合英語学院という学校に仕事後に通っていました。
そこで子供が言語を覚えるのと、大人が覚えるのでは能が違うから同じ勉強法は通用しないといった説明でした。巷では「ネイティブの子供と同じように勉強することが英語を習得する一番の方法だ」といった話もあるかと思います。単純にその説明を聞いただけだと、「そうだネイティブの子が学んできたように自分も学べばいいんだわ」と思ってしまいがちですが、それも一理あるとしても、一体何年かけて習得するのだろうか。しかも日本に住みながら、社会人であれば英語に触れる時間なんて無いに等しい。そんな環境におかれた大人が、英語だけ聞いてマスターしていくなんて到底無理だと私は思うわけです。日本語に変換するのが良くないとかいう勉強法もあるのだけど、私たちの勉強法としては最適ではないのではないでしょうか。
多読勉強法をチャレンジしたこともあるのだけど、それは英語の本をひたすら読みまくる勉強法。読めない文字、知らない意味の単語を読むだけで勉強になるのかと感じる人もいるはずだけど、もちろん読むにも順番が大切。簡単な内容で、絵がたくさんある本から読むわけです。向こうの子供が読むような本ですね。単語も比較的簡単だし(もちろん知らない単語もたくさんあるけど)、絵を見れば話の展開は想像出来るので、なんとか読み進めていくことが可能なわけです。だけど本のレベルをあげていくと分からない単語も増えるし、挿絵から想像するのも玄関が出てくる。ディテールが分からないとなんだか読むのも億劫になりがちだ。多読で英語をマスター出来る人もいるはずだけど、ただ読めばいいというのも限界があるはずだから、そこで何か自分にあったプラスアルファの勉強を追加しないとダメなように感じます。
英語を習得するのに、結局大切なのは「日本語と英語の結びつきをしっかり覚えること」に尽きると思います。日本語-英語の変換は時間がかかるから会話には向かないなんて言う人もいるけど、結局はどれくらいしっかり覚えているかに尽きるのではないでしょうか。「apple」と言われれば、ほとんどの人がすぐさま「りんご」を思い付くでしょう。それには時間は必要ないはず。それくらい確実に英語の文法や単語、イディオムをマスターしていれば、後はリスニングやスピーキングの経験を積むことで英語を確実にマスター出来るのではないでしょうか。