10-10-10の法則をアレンジした自分なりの英語習得計画を立てる
過去数回もチャレンジして英語学習。毎回途中で止めてしまうのは私の意思の弱さもありますが、今思えばあまりに無計画だったようにも思えます。本屋で何気なく見ていて惹かれた本を手に「これなら頑張れそうかも」なんて安易に思って購入するわけです。大体そういった惹かれる本のキャッチフレーズは「1ヶ月でマスター出来る!」とか「嘘のように習得できる!」といった夢のような謳い文句ばかりです。その本を購入した帰路では、「これをまじめに頑張れば数カ月後は英語しゃべれるようになってるかな〜」なんて学習能力のない私は毎度思うわけです。しかしよく考えてみますと、英語の習得は非常に根気の必要な勉強です。何かのスポーツや趣味のように、もしある種の才能やセンスがあって驚くほどの速さで習得するってことはほとんどないのではないでしょうか。1日24時間ずっと勉強していられるのであれば不可能ではないのかもしれませんが、人間の限界や普段の生活を考えると不可能と言ってよい可能性ですよね。語学は覚えることがたくさんあります。単語や文法、イディオムだけではなく発音やリスニング力だって不可欠です。ましてや1回勉強しただけで覚えられるわけもなく、何度も繰り返し勉強することで確かな知識として蓄積出来るのです。
10-10-10の法則
ある日例のごとく本屋でブラブラ立ち読みしていた時、何気なく手にした本に「10-10-10の法則」といった文言を発見しました。内容としては「10分後、10ヶ月後、10年後の自分を想像してみる」というものです。挙げられた例話では、大事な商談に出席する前に、恩師の訃報が届く。そこで自分は会議に出席するのか、すぐに恩師の元へ行くのか―といった映画のワンシーンのようなお話です。そこで悩むのですが、ポイントは10分後、10ヶ月後、10年後のそれぞれにおいて考えるのことです。10分後・・・商談に出席しなかったため、自分は批判を受け商談もまとまらないかもしれない。10ヶ月後・・・やはり商談は決まらず、自分の社内での評価も下がってしまった。10年後・・・だけどそれ以上の大きな成果を挙げ続けた結果、信用も地位も獲得している。
逆の場合はどうでしょう。10分後・・・商談に出席したが、恩師と最後の別れを言えなかった。10ヶ月後・・・商談は無事まとまったものの、なんだか恩師との件がいつまでもひっかかったままだ。10年後・・・仕事も順調で役職にも就いた。だけどあの日恩師に最後の別れを言えなかった自分が恥ずかしく悔しい。
もしどちらかをえらばなければならない段階で、このように10-10-10の法則で未来のことを考えられればどうでしょうか。必ず想像通りになるわけではありませんが、少なくとも自分が本当に今すべきことは何なのかに気付くことが出来るかもしれません。
まずはしっかり計画を立てよう
私の英語習得計画では、さすがに10年後までの長期プランを立てるのは厳しいので、私は「3-3-3の法則」に変えて考えてみることにしました。30分後・・・毎日英語の勉強を続けるのは大変だけど、今日もちゃんと続けよう。3ヶ月後・・・今まで聞き取れなかった英語が少しずつ分かるようになってきた。3年後・・・達成ではないが、日常英会話レベルは問題なく出来るようになった。
私は半年後、1年後を目標にするのではなく、あえて3年後の自分に目標を設定しました。29歳の時には「30歳までには英語を習得しよう」と躍起になったため、英語の基礎にじっくり取り組むべきところを「簡単に早く」習得出来るという謳い文句に釣られてしまい、結果的に続けることが出来ずに目標も達成できなかったのです。
3年後が近いのか遠いのかは人それぞれですから、自分にあった数値に置き換えて計画を立てて見て下さいね。