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リフォームしてもトイレは旧式?!

築数十年にもなると、さすがにリフォームを考えます。もしくは家族構成が変わった時なども、リフォームという選択肢が頭に浮かんでくるものですね。 リフォームと言っても様々です。家全体のリフォームから、部分的なリフォームもあります。そんな中、古い家ほど気になる水回りですが、トイレのリフォームを考えた際に、多くの方が悩む問題があります。ここ最近、テレビでTOTOやINAXのCMを見たことはないでしょうか?どちらの会社も今までにないCMを展開しています。なんてったって、便器のCMです。今まで日の目を見ることもなく、こっそりモデルチェンジを繰り返したり、カラーバリエーションを増やしていた便器です。邪魔なだけのタンクは、建築デザイナー達から冷たい扱いをされてきたわけですが、そんな屈辱を返上すべく新登場したのがタンクレスのトイレ!TOTO、INAX共に開発・販売に力を入れている画期的なトイレなのです。
名前の通りタンクが無いトイレですが、最近の上水道の水圧が上がったことや、各メーカーの開発努力による「低い水圧でも汚れが落ち易い方式」を合わせることで実現した仕組みです。
あの大きなタンクが無いということは、その分だけ場所が有効活用出来るわけです。また、何よりタンクレストイレの人気の秘密は、デザインの美しさではないでしょうか。タンクが無いだけでこうも美しく見えるのか・・・と思うのは僕だけではないと思います。眼鏡とメイクを変えたら美女だった・・・みたいな感じです。

比べて決めたいトイレ選び

場所も取らないし、デザインも美しい。だったらタンクレスがベストに思えますよね。ただし、やはり決して安いトイレではありませんので、まずは金額とリフォームの予算を計算してから決めて下さい。
タンクがあるタイプの方が当然安いですし、水圧も安定していて心配ありません。停電時だって問題無く使えます。中には手がちょっと洗えて便利(タンクの上の水)と感じる方もいるでしょう。デザイン性さえ必要に感じないのであれば、元々タンクがあったわけですから、不安や金銭的な負担で無理をしてまで選ぶ必要はないでしょう。また、リフォームの場合には、水圧についても事前に調べる必要があります。新築で家を建てる場合なら、最初から検討することが可能なので、水圧の問題なども含めて相談すると良いでしょう。

タンクレスと従来のタンク式の違い

デザイン性や空間的なメリット以外で比較するとどうなのか気になるところですよね。
まずタンクレスは、製品によっても異なりますが、2階以上には取り付けられないなどの条件がある場合があります。TOTOのネオレストはそういった問題点もクリアしたタンクレスのようですが、高層階のマンションや2階以上のトイレのリフォームの際には、事前確認が大切でしょう。
そういった水圧の問題ですが、中には「汚れが落ち難い」と感じる人もいるということです。これは個人差がありますので何ともいえませんが、我が家は1階・2階の両方にトイレを付けますので、1階はタンクレスにして、2階は従来のタンク式にすれば良いかなと考えています。汚れが付く時(ってアレですね)は2階を使うようにすれば、そういった不安も解消できるように思います。
機能的な問題以外にも、値段の差も結構ありますので、とにかく安く抑えたい!とお考えなら、今まで通りのタンク式が一番かもしれません。僕が子供の頃、ボットン便所が当たり前でした。いつも落ちるんじゃないかって心配でたまりませんでした。そんな時代に比べたら、洋式の水洗トイレというだけで十分機能的なんだなぁと改めて気付かされる思いです。