千葉の海沿い生活者の仕事
千葉の海沿いに家を建て、仕事にサーフィン、家族サービスと・・・趣味に没頭出来る環境に身を置きながら頑張るサーファー達はどのような仕事をしているのでしょうか。
サーフィンが全てのヤングサーファー組
サーフィンと仕事のバランスでお話した通り、20代の熱血サーファー達にとって、一番大切なのはサーフィンであり、仕事はとりあえず生活出来れば良い程度なわけです。そのため、サーフィンに比重を置けるアルバイト率が高いようですが、中には真面目に正社員として働く若者もいます。職種や条件を選ばなければ、ある程度正社員での募集もあるようですね。
サーファーなだけに、サーフィン関連の仕事がしたいと考える人も多く、業界関係者とのコネクションから辿っていこうとするケースも少なくありません。正直、千葉は湘南方面に比べたらサーフィン関連も含め全体的に若者向けの仕事は少なく、誰でも希望する職種に就けるというわけではありません。
男性同様、女性も同じように苦労をしています。若い女の子の友達は、ゴルフ場でアルバイトしたり水商売をしている子もいますが、本人達に聞くと「いつか結婚するから今生活出来ればいいの」と考えているようですね。
夢のマイホーム建設組
趣味が高じたり、田舎暮らしが昔からの夢だったりと過程は様々ですが、千葉の海沿いにマイホームを建設する人が非常に多いです。「土地が安いから」といった理由だけで千葉の海沿い生活を選ぶ人はいないでしょう。それくらい、僕の住む一宮町周辺の移住者は偏っているのが現状です。
年齢層も様々で、20代後半〜30代前半で初のマイホーム建設に千葉での田舎暮らしを選ぶ人も多いですし、50才前後の管理職で働く人たちが、子供もほぼ独立したこともあって、自分たち夫婦の第二の人生の場所として引っ越すケースもあるようです。都内近郊に所有していた家は子供に託したり、もしくは売却した資金で新しいマイホームを建てた知人も知っています。方法や手順に決まりはありませんが、共通する意見としては「そろそろ自分たちが好きなような人生を送りたい」ということでしょうか。
マイホーム建設組の多くは、すでに安定した職に就いていることがほとんどではないでしょうか。それまで仕事優先(通勤優先)の環境に住んでいたわけですうが、役職や家族構成の変化に伴って、プライベートな時間や生活環境を優先した場所への引っ越しを決断したわけです。都内へ通勤可能な範囲の地域という条件のもと、趣味等の環境に合った場所に移住しているため、あくまで現在の仕事を優先した選択をしています。
そのため、マイホーム建設組で定年していない場合、多くの人が都内へ通勤しています。
仕事優先のセカンドハウス組
千葉の田舎から都内への通勤を決断するサーファーも沢山いますが、中には仕事的に厳しかったり、家族の反対を受ける場合もあります。仕事を辞めるわけにもいきませんし、通勤も無理・・・。普通のサラリーマンならそこで断念せざる得ないわけなんですが、そこは譲れないとお金で解決する人種もいるわけですよ(ホント羨ましい!)。
その多くがセカンドハウス(別荘)として、中古物件の購入や新築での建設を行うのです(中には賃貸も多い)。そういったセカンドハウスとして利用されている家は非常に多く、まだ移住組が多くなかった数年前までは、休日や夏のバカンスシーズン以外は町が閑散としてるように感じたほどです。
お金に余裕もあり、現在住んでいる場所に定着している(子供の学校や奥さんの交友関係など)割合が高いのであれば、まさに趣味と現実を両立させた理想型かもしれませんね。
主婦のお仕事
独身時代は都内まで働きに出ていた女性も、結婚すると家事との両立は難しいようで、出来るだけ近場での仕事を探したいと考えます。新聞の折り込みの求人情報から探したり、スーパーなどのパートを選ぶ主婦も少なくありません。パソコンも使えて専門分野の知識があっても、それを活かせる仕事が田舎には少ないのが現実です。
仕事で稼ぐのが無理ならと資産運用を始める主婦も多いですし、お小遣い程度で良いからとネットビジネスに手を出す場合もあるでしょう。どちらの場合も長く続ける必要があり、目先のお金が必要になってしまえば、最終的にはパートという選択肢が一番効率的になってしまうようです。
腕と能力次第!実力主義組
世の中には、毎日会社に通勤する必要がない職種も多数存在するわけです。IT系SEやPGとしてフリーランスで働くこともその一例です。高い技術力があれば、案件ごとに依頼を受けて契約、必要に応じて請負先に出向するわけですね。収入が高ければ仕事をしないで良い期間も発生しますので、毎日通勤する苦労に比べれば楽かもしれません。また、個人事業(SOHO)で仕事を在宅で行ったり、ネット販売なども可能です。いずれにしても専門の知識やある程度のコネクション、不定期だったり当初安定しない収入を補うだけの資金も必要になるでしょう。
誰でも簡単に選べる選択肢ではありませんが、長く田舎で生活をすることを考えると、将来的なメリットも大きい仕事かもしれません(リスクも高いですけどね)。