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一人暮らしでペットを飼う

一人暮らしに憧れる学生は非常に多く、大学進学、社会人デビューをきっかけに一人暮らしを始める人も多いのではないでしょうか。実際に一人暮らしを始めますと、まず最初は親の監視から離れられたことに歓喜し、門限もうるさい母親の小言もない生活に自由を感じるわけです。炊事洗濯は面倒ですが、それでも自分の力で生活しているという感覚に、大人になったんだという実感が湧いてきますよね。
ただ、このような生活が楽しいと思えるのも数年から十数年が限界で、結婚にも恵まれず、独りだけの生活が続くほど寂しくなるものです。中には「やっぱり親がいる方が楽だし便利」という結論に達する人もいて、のんきに出戻りすることもあるのです。

会社から疲れて帰宅して、誰もいないことに孤独を感じる場合も多く、そういった寂しさに耐えかねてペットを飼おうと考える社会人が多いのです。経済的な負担より、この日々の寂しさや虚しさを犬や猫のペットに癒してもらおうという魂胆なわけです。ほとんどが今までに実家で犬や猫を飼ったことがある経験者ばかりですから、世話の大変さや苦労も分かっているようです。
その分、心配なのが「日中ひとりぼっちでペットが可哀想ではないか」という不安だと思います。もちろん、本当に寂しいのかはペットに聞いてみないと分かりませんが、寂しくてペットを飼う立場からすると、大事なペットを同じ境遇に置くことになるわけですからね。

食事は子猫や子犬でない限り、一日2回が基本でしょうから、泊まりの出張にでも行かない限り飢え死にする心配はないでしょう。しかし散歩の心配や留守中の素行などが一番心配なところですよね。布団を噛みちぎるならまだしも、一日中吠えまくっているのでは大変です。いくらペットOKの賃貸マンションだって、さすがに隣近所からクレームが出る可能性が高いでしょう。

一人暮らしでペットを飼うのであれば、飼う動物の種類をよく検討すること、留守中でも問題にならないような環境を整備することが大切でしょうね。間違っても大型犬を飼っては駄目ですから、チワワなどの小型犬か猫が良いはずです。トイレの躾もちゃんとしておかないと、飼い主だけでなくペットの方も病気になってしまうので重要です。

一人暮らしでペットを飼う以上、親であり責任者は自分だけですから、いざという時のための助っ人や、夜間でも対応してくれる動物病院を見つけておくことが大切だと思います。