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ペットの名前を姓名判断で決める

昔親から「お前の名前は父さんと母さんの名前から一文字ずつ取って決めたんだが、姓名判断だと良くなかったから漢字を変えたんだよ」なんて話を何度も聞かされたものです。子供の立場からしますと、姓名判断よりも格好良くてモテそうな名前にして欲しかったと言いたいくらいでした。

しかし意外と馬鹿に出来ないのが姓名判断で、芸能人でも芸名を変えたと同時に売れるようになったケースもあるわけです(いや話題になって一時的かな・・・?)。数年前、自分の子供に悪魔やら変な名前を付けて受理されないというニュースが話題になった時期もありました。
付ける方もいくら親とはいえ、自分の名前じゃないだけに趣味・趣向が入るのは勘弁してほしいものです。本人からすれば、一生その名前を名乗って呼ばれて生きていかないといけないわけですからね。

最近のペット愛好家は、我が子のように可愛いペットの名前こそはと姓名判断しています。人間の子供に横文字の名前は付けられませんが、ペットであれば食べ物の名前でもハリウッドスターの名前でもOKです。
とはいえ、昔の飼い主のように、犬だからポチ、猫だからタマというような一瞬のひらめきや思い付きで決めたりしないのです。どこのペットよりも素晴らしい名前を付けたいと考える親ばか的な精神なのです。
もし実際に、有名な姓名判断の先生にペットの姓名判断をしてもらった場合、飼い主はその名前を採用するのでしょうか?例えば五郎と付けられたとして、どれだけその名前の運の良さを説明されたとして、納得できるのか疑問です。
なんとなくですが、自分で決めた名前だからこそ、何倍も愛着が湧くように感じますし、四苦八苦した思い出も残るわけです。もちろん、ペットに少しでも運気のあがる名前を付けてあげたいと考える飼い主の気持ちは十分分かりますが、それ以上に大切なのは愛情のように感じます。ペットの気持ちとしても、姓名判断に支払う金額分の美味しいご飯を食べさせてくれって言いたいかもしれませんしね・・・なんて。

ペットの名前をフルネームで呼ばないケースも多いですよね。僕は昔飼い猫に「ヤブキジョー」という明日のジョーの主人公と同じ名前を命名したのですが、もちろんそんな長い名前を呼ぶ機会はほとんどありませんでした。大抵が略して「ヤブ」と呼ぶばかりで、だったら名前はヤブで良かったんじゃなかろーかと家族全員薄々思っていたことでしょう。

ペットは学校にも会社にも行きませんし、独立して親元(飼い主)から旅立っていくこともありません。つまり、結局飼い主である自分たちが一番多くそのペットの名前を呼ぶわけですから、姓名判断で決めた呼び難いだけの名前よりも、気持ちを込めて決めた愛情たっぷりの名前が一番良いように感じます。