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兎に角

ウサギ(兎)に角??珍獣ウサギの発見か?

仕事関係で頂いたメールに書いてあった「兎に角」を、初めて見た時の感想です、、情けない。「兎に角」をご存じの方にはお恥ずかしい話ですが、しばらく悩んだ挙げ句googleで検索して真相を知ることが出来たほどです。お年を召された方には当たり前の漢字なのかもしれませんね。もしくは単純に僕に教養が無かっただけかもしれませんが・・・。

「兎に角」とは「とにかく」と読むわけで、「とにかく」って言葉を使ったことがない日本人もいないはずだと思います。「兎に角」自体も当て字だそうで、「兎も角」や「兎にも角にも」も同意語であり当て字だそうです。
意味は「いずれにせよ」ということですから、当て字の語源となったらしい「兎角亀毛」ともすでに無縁なように感じます。 角が生えたウサギは実在しないでしょうが、童話や架空でなら角の生えたウサギを見かけることもあるかもしれません。もちろん、毛の生えた亀も僕は知りませんが、さすがに毛の生えた亀を空想でも考える作家さんはいないように感じますね。
馬に角が生えたユニコーン(バンド名じゃないですよ)はミステリアスでファンタジーな感じがするのですが、角が生えたウサギにはなぜかそういった心を揺さぶる雰囲気が無いように感じるのはなぜでしょうか。ウサギはやっぱり小っちゃくて可愛いのが魅力ですが、角がある動物は比較的大きいわけで、角ウサギも当然ビッグサイズになる必要が出てくるのかもしれません。巨大な上に角が生えたウサギ・・・可愛いも怖いも通り越して不気味です。あの出っ歯で噛み付かれたら死ぬほど痛いでしょうし(いや死ぬのかも?)、脚力の強い後ろ足手で蹴り飛ばされたらどうなるのか恐ろしいところです。唯一僕の考える楽しみとしては、あのフカフカのシッポで顔をワサワサと触わられた時の感触です。「となりのトトロ」でトトロのお腹で寝るシーンや、猫バスでの座り心地が非常に気持ち良さそうだったので、多分この角ウサギのしっぽの感触も最高に違いありません。なんてったって、ラビットファーですから気持ち良くないはずがありませんよ。

僕の住む千葉の松戸市には、「兎に角」という結構有名なラーメン屋さんがあります。そこの「油そば」が人気で、わざわざ遠方から来るラーメンマニアもいるらしい。「兎に角」という言葉の魔力ではないだろうが、今この瞬間はなんだか「兎に角」という店名を付けたラーメン屋の「兎に角」店主が偉大に感じるわけであります。