犬の無駄吠え対策
犬の言葉が大阪のオバチャンだったら・・・まさに凄い剣幕でクレームを言っているかもしれないのが犬の遠吠えです。きれいな透き通った声で一鳴きするのとは話が違います。今にも噛みつかんばかりの勢いで吠え続け、酷い状態ですと来客だけでなく飼い主にだって容赦なく吠えまくります。「どないしてくれんのコレ!ちゃんと弁償してぇなぁ!」状況が状況ならオバチャンにはただひたすら謝るしか方法はありません。しかし我が家の相手は犬、謝っててはしょうがありませんよね。
僕の両親は何度言っても愛犬の躾が出来ません。一度プロに犬と飼い主共に指導してもらったのですが、ちゃんと出来ていたのはその後しばらくだけ。後々に家に行った時には元通りでした。しかし両親にその話にした時、二人から返ってきた返事に僕は驚かされました。「ちゃんと教わった通りに続けてるよね」と言うのです。ならばと目の前で無駄吠えする愛犬に実践してもらうと、どこが教わった通りなんだと怒りたくなる有様でした。そう、彼らは愛犬を可愛がるあまり、教わった厳しい躾を勝手に甘く変えてしまっていたのです。リードを引っ張る行為も、いつのまにかユルユルの首輪にしていて意味がありません。引っ張る方向も曖昧で、犬にとっては怒られているとは思えないのかもしれませんし、完全になめられているわけです。一度こんな状態になってしまうとお手上げで、両親の犬の躾は完全に違う方向へ行ってしまいました。
無駄吠えは家の中だけの問題ではありません。一番迷惑に感じるのはご近所さんだということをご存じでしょうか?もちろん家の中が一番うるさいかもしれませんが、それは自分の愛犬の鳴き声であって、自分が止められない以上我慢するもの当然でしょう。しかしご近所さんにとってはどうでしょうか。それは騒音でしかないでしょうし、自分たちには他人のお宅の無駄吠えなんて止めることも出来ないのです。
「誰にも迷惑掛けてないから」と思うのは大きな間違いで、ご近所さんだけでなく、散歩中や出先でも間違いなく誰かに嫌な顔をされているはず。まず飼い主がこの事の重大さを理解して、真剣に取り組んでいこうという意志と姿勢が大切です。ほとんどの犬であれば、正しい躾を理解してくれます。愛犬が出来ないのは飼い主の不出来ということに気付くべきですね。
正しい躾の出来た犬との生活は最高です。大阪のオバチャンとストレスの多い生活をするのではなく、おしとやかで上品なマダムと暮らす方が絶対快適ですよ!