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“子”のつく名前の女の子は頭がいいわけないが、めばえ教室には通っていた

“子”のつく名前の女の子は頭がいい、そんなタイトルの本があるが、別にこの仮説を実証する内容の本ではないようで。本の内容はさておき、子がつく子が頭が良いなら私も頭がよい子の部類に入るわけです。幼稚園の頃、めばえ教室という知育教育に通わされていたのだけど(なぜか覚えているんですよね、楽しかったのかな?)、子供ながらそこの先生に言われた言葉でとてもうれしく思った記憶が今でも残っています。「お子さんは同年齢のお子さんより知能指数が5歳分くらい高いですね」的な内容の褒め言葉。子供だった私は褒め言葉に純粋に喜んでいただけだけど、場合によってはオーバーな表現をしたただの勧誘だったのかもしれないけどね。とはいえ、うちの母親もすっかりその気になったのだから作戦は上手くいったに違いない。めばえ教室はパズルや知恵を使う遊びをやるだけだったので、興味のある子には楽しいのでしょうね。
母親によく「私中身がお姉さんなんだって」と自慢げに話していたし、勝手に「私は皆と違うんだ」とかなり危険な気持ちをもっていたっけ(笑)。1〜2歳年上の女の子を遊んでも、この子より本当はお姉さんだと心の中で思っていたり。
そんなふうにしばらく気を良くしてであろう私だけど、頭が良かったことは一度もない。勉強だって普通だったし、一生懸命勉強したのだって高校受験で第一志望の私立に落ちて危機感を感じた後の数カ月だけだし。今でもつくづく感じるのは「なんて私は記憶力が悪いのだろうということ」。必要無くなった記憶はポンポン忘れていく。だから多分、私の幼少時代にあったはずの知能指数の高さは、どこかの段階で平均値と同じになったんだろうね。
こんな私ですが、はまったことに対する取り組み方は半端ない。生きることの全てをつぎ込んでまでのめり込むたちなんです。だからもし勉強にのめりこむことが出来ていたら、今じゃあきっと立派な大人になっていたの違いない。

めばえ教室の良さはさだかではないが、子供がやりたいと思うのであればやらせてあげたいものですね。もちろん結構な金額取られるようなので、無理してまで通うべきかはわかりませんが。でも楽しかったのは覚えていますし、何より母親のなんだか嬉しそうな顔を見るのも喜んでいた気が今はします。イトーヨーカドーの一角に設けられたこじんまりしたスペースでしたが、あそこには何か子供を惹きつける魅力があったのかも。